別人女性の旅券取得/子ども拉致の工作員
1973年に渡辺秀子さん=当時(32)=と子ども2人が失跡した事件で、子ども拉致のリーダー格だったとされる女工作員(59)が犯行後、別の日本人女性に成り済まして旅券を取得していたことが9日、警察当局の調べで分かった。
在日コリアンとして日本で生まれた女工作員は、不審がられず自由に出入国して工作活動ができるよう日本人女性に成り済ましていたとみられ、警察当局は旅券入手の経緯を詳しく調べている。
調べや関係者によると、女工作員は対日工作活動の拠点だった貿易会社「ユニバース・トレイディング」(東京、既に解散)に所属。北朝鮮の指示や教育訓練を受けるため、日本と北朝鮮を行き来していたという。
子ども拉致が起きたと みられる74年ごろには、日本海側に到着した工作船を利用したこともあったが、工作船では摘発の恐れもあり、他人の旅券を取得したらしい。
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