北朝鮮、テポドン発射1年 米から譲歩、自信増す | trycomp2のブログ

北朝鮮、テポドン発射1年 米から譲歩、自信増す

 【北京=城内康伸】北朝鮮が昨年七月、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」などミサイル七発を日本海に発射して五日で一年。北朝鮮はこれを契機に強硬姿勢をエスカレートさせ、核実験まで行った。金融制裁の実質的解除や直接交渉などの譲歩を米国から引き出すことに成功し、自信感を深めているようだ。

 ミサイル発射は米国の独立記念日の七月四日に時を合わせたとの見方が強い。米国による金融制裁の解除と直接対話を狙い「強硬策で緊張を高め、外交交渉の主導権を握る」(朝鮮半島消息筋)という手段に出た。国連安全保障理事会は制裁決議を採択。しかし北朝鮮は強硬姿勢に拍車をかけ、十月には初の核実験に踏み切った。瀬戸際戦術は米国の姿勢を軟化させ、直接対話とマカオの銀行にある北朝鮮関連資金の凍結解除を実現させた。

 金正日(キム・ジョンイル)総書記は三日、訪朝した中国の楊外相に「朝鮮半島情勢に緩和の兆しが出てきた」と発言。状況が思惑通りに推移していることに満足感をにじませた。

 北朝鮮は近く再開見通しの六カ国協議でも、過去一年間の外交戦術で得た自信を背景に主導権確保を図る見込み。自国に不利な展開となれば、ミサイル発射や核実験などのカードを再行使する可能性も排除できない。

中日新聞:北朝鮮、テポドン発射1年 米から譲歩、自信増す:北朝鮮問題(CHUNICHI Web)