ミサイル防衛計画前倒し 検討 | trycomp2のブログ

ミサイル防衛計画前倒し 検討

防衛庁は、北朝鮮のミサイルの脅威に備えるため、弾道ミサイルを迎え撃つ防衛システムのうち、地上からの迎撃ミサイルで撃ち落とす「PAC3」と呼ばれるシステムの配備計画の一部を、前倒しする検討に入りました。

弾道ミサイル防衛システムは、▽イージス艦から迎撃ミサイルを発射するシステムと、▽そこで撃ち漏らしたミサイルを地上に配備した迎撃ミサイルで撃ち落とす「PAC3」と呼ばれるシステムの2段階で成り立っており、政府は、「PAC3」の配備を今年度末から始めることにしています。防衛庁は、北朝鮮が今月5日、日本を射程内におさめる「テポドン2号」や「ノドン」を含むミサイル7発を相次いで発射したことを重くみて、こうした配備計画の一部を前倒しする検討に入りました。具体的には、埼玉県の航空自衛隊入間基地に配備する予定の「PAC3」について、生産する企業と調整を行って来年度末の配備予定を早めることが検討されています。一方、北朝鮮のミサイル問題を協議している国連安全保障理事会では、日本が提示した北朝鮮への制裁措置を含む安保理決議案について、理事国15か国のうち、拒否権をもつ中国とロシアだけが反対しています。政府は、来週、開幕するサミット・主要国首脳会議で議長国をつとめるロシアは、国際協調に配慮せざるを得ないはずだとして、まず、ロシアの説得に努めることになりました。政府は、ロシアが決議案に賛成しなくても、仮に採決を棄権することになれば、中国も単独で拒否権を行使しにくい状況をつくり出せるとみています。このため、麻生外務大臣は7日夜、ロシアのラブロフ外相と電話で会談し、「北朝鮮のミサイルはロシア沖の日本海に着弾し、日ロ両国の安全保障に直接かかわる重大な問題だ」として、支持を働きかけました。これに対し、ラブロフ外相は「サミットでもミサイル問題を議論する用意がある。ロシアの国連代表部に対して、日本とよく協力するよう指示を出してある」と答えました。
NHKニュース