米、北朝鮮の武器輸出黙認 エチオピア購入と報道
【ニューヨーク7日共同】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は7日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に反してエチオピアが北朝鮮から武器を購入したことを、米政府が黙認していたと報じた。複数の米高官の話として伝えた。
昨年10月の北朝鮮による核実験を受け、米国は北朝鮮の武器禁輸を盛り込んだ安保理の制裁決議採択を主導。しかしエチオピアがソマリアで、イスラム原理主義勢力「イスラム法廷会議」の制圧作戦を展開、米政府のソマリア政策に貢献しているため、武器輸入を黙認したという。
兵器売却を資金源とする北朝鮮の核開発阻止と、イスラム過激派を主な標的とする対テロ戦という2つの外交政策が矛盾を来し、米政府が妥協を迫られた格好だ。
エチオピアは、旧ソ連時代の武器を安く入手しようと、以前から北朝鮮から購入を図っており、米国は中止を要請。米中央情報局(CIA)が、1月下旬に北朝鮮を出港したエチオピアの貨物船が戦車の部品などを積んでいる可能性を報告したが、米政府は、今回は黙認し、今後取引を行わないよう圧力をかけることに決めたという。
東京新聞:米、北朝鮮の武器輸出黙認 エチオピア購入と報道:国際(TOKYO Web)