米朝協議:核計画申告から対立点分離も | trycomp2のブログ
【ジュネーブ笠原敏彦】北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補と北朝鮮代表の金桂冠(キムゲグァン)外務次官は13日にジュネーブで会談し、同協議の進展を阻む「すべての核計画の申告」で事態打開策を探る。米国は「申告の形式」で柔軟性を示す用意を表明しており、対立点のウラン濃縮疑惑や核拡散行為を申告書本体から分離する案などをめぐり話し合いは進むと見られる。
ヒル次官補は12日、米国出発を前に議会で報道陣に対し、ジュネーブでの米朝協議開催は北朝鮮側の提案だと明かした上で、「我々には(事態打開へ)功を奏すかもしれないアイデアがある。我々は申告の形式で多少の柔軟性を示さねばならない」と述べた。
北朝鮮は、米国が疑うウラン濃縮による核開発と、シリアなどへの核技術拡散行為を完全に否定。この2点も含め「完全かつ正確」な申告を求める米国と鋭く対立し、北朝鮮の核廃棄へ向けた「第2段階措置」は昨年末の期限から履行が大幅に遅れている。
事態打開に向けて急浮上したのが、対立点を申告書本体から分離する案。複数の協議筋によると、議長国・中国が提案したもので、ウラン濃縮問題などを付属文書などの形で申告書本体から分離し、米朝両国の主張を併記することなどにより問題を先送りする意味合いが濃いという。
しかし、米国は一連の申告で北朝鮮がウラン濃縮と拡散行為に絡む「過去の行為」を明確にするよう求める姿勢を崩していない。このため、付属文書を「秘密文書」として非公開にすることで、北朝鮮の正直な申告を誘導することも検討しているのではないかと見られている。
ある協議筋は「米朝協議では核計画の申告の形式で合意できるかどうかが焦点になる」と説明。中国の仲介による今月1日の北京での協議開催に応じなかった北朝鮮が、わずか2週間後の協議開催に前向きに転じたことで、米国には進展への期待も出ている。
一方、金次官は12日夜にジュネーブに到着。報道陣の質問には一切答えなかった。
米朝協議:核計画申告から対立点分離も - 毎日jp(毎日新聞)
