“拉致進展なら支援の用意”
フィリピンを訪れている麻生外務大臣は、ASEAN拡大外相会議に出席し、北朝鮮による拉致問題が解決に向けて進展すればエネルギー支援を行う用意があるという日本の方針をあらためて示し、北朝鮮に対して、今月中に行われる作業部会で誠意ある対応を示すよう求めました。
会議は、ASEAN各国やアメリカ、ロシアなど20の国と国際機関が出席し、6か国協議の北朝鮮を除く5か国の外相らが顔をそろえました。この中で、麻生外務大臣は、今月中に開かれる6か国協議の中の日本と北朝鮮の作業部会について「日朝ピョンヤン宣言に基づいて日朝関係を進展させるため積極的に取り組んでいく考えだ。拉致問題を含む日朝関係に進展が見られれば北朝鮮に対するエネルギー支援を行う用意がある」と述べました。そのうえで、麻生外務大臣は、北朝鮮に対し、日朝の作業部会で誠意ある対応を示すよう求めるとともに、会議の参加各国に日本の主張への理解と協力を求めました。これに対して、各国からは、北朝鮮が核の放棄に向けた初期段階の措置に踏み出したことを評価する意見が出されました。2日は北朝鮮のパク外相も出席してASEAN地域フォーラムの閣僚会議が開かれます。麻生外務大臣は、パク外相を前に核や拉致の問題で前向きな対応を示すよう促すことにしており、北朝鮮側がどのような姿勢を示すのかが焦点となっています。
NHKニュース