5件の韓国人高校生拉致、元工作員の証言で判明 | trycomp2のブログ

5件の韓国人高校生拉致、元工作員の証言で判明

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 1970年代後半、韓国の西海(黄海)岸一帯では北朝鮮の工作員が暗躍していた。

 1978年、群山機械工業高校1年生だった金英男(キム・ヨンナム)さんが北朝鮮の金光賢(キム・グァンヒョン)元工作員によって拉致された当時、西海岸一帯で5人の高校生が失踪。その後全員が北朝鮮の工作員によって拉致されたことが判明した。

 1978 年8月、全羅南道の紅島海水浴場で拉致されたホン・ゴンピョさん(当時17歳、天安商高3年)、イ・ミョンウさん(同、天安農高3年)も北朝鮮に拉致された。その事実は1995年に韓国へ潜入したキム・ドンシク元工作員と、1997年に検挙されたチェ・ジョンナム元工作員が「イさんとホンさんが北朝鮮で対南工作員教育の担当教官をしていた」と陳述したことで明らかになった。

 1977年8月に同じ紅島で拉致された、京畿道平沢市のイ・ミンギョさん(当時18歳、テグァン高校2年)とチェ・スンミンさん(当時17歳、同)も北朝鮮の工作員によって拉致されたことが、チェ・ジョンナム元工作員の証言で明らかになった。

 チェ元工作員らは、工作員の韓国への潜入と北朝鮮への帰還の案内役を担う朝鮮労働党調査部(現在の作戦部)に所属していた。金英男さんを拉致した金光賢元工作員は、韓国に侵入する前は「301海上連絡所」に勤務していた。同連絡所は工作員を韓国に侵入させたり、任務を終えた工作員を北朝鮮に帰還させる任務を行っていた。

 同元工作員は自らが受けた訓練について、「工作員は逃走する際、一日で150里以上逃げられなかった時は秘密アジトで10~15日の間、指令を聞いて潜伏するように教育されていた」と証言した。同元工作員は乗っていた船が韓国側に撃沈され逮捕された。

 同元工作員は当時、記者会見で「11回目の韓国潜入で逮捕された」と証言していたが、その後の韓国マスコミとのインタビューでは、西海岸一帯に27回潜入したと証言した。北朝鮮の工作員が自分の家の庭のように西海岸へ出入りしていたというわけだ。韓国情報当局は1997年末、北朝鮮が10歳代の少年らを拉致した背景について「韓国戦争(朝鮮戦争)当時に北朝鮮に渡った人々が高齢化したため、韓国の人を拉致して対南工作に利用せよという金正日総書記の指示によるものだ」と説明した。

 金光賢元工作員はその後、韓国政府への帰化申請を経て、現在はソウル市内のマンションに住んでいる。大学を卒業した女性と結婚し、大学生の息子がいることが分かっている。元工作員の妻は13日に本紙記者が訪問した際、「話すことはない」として取材を拒否した。

 日本政府はこの日、金光賢元工作員に対し直接調査を行う意向であることを明らかにした。漆間巌警察庁長官は「1991年に大韓航空機爆破犯の金賢姫(キム・ヒョンヒ)元工作員に直接会い、彼女に日本語を教えたという田口八重子さんの拉致事件が判明した。金光賢元工作員にも直接会って調査することで、拉致事件の解明に大きな力となるだろう」と話した。

 漆間長官は警察庁外事一課長だった1991年、韓国を訪問して大韓航空機爆破事件の犯人である金賢姫元工作員に面会し、北朝鮮で同元工作員の日本語教育を担当した「李恩恵(リ・ウネ)が日本人拉致被害者の田口八重子さんであることをつきとめた。これに対し北朝鮮は、田口さんが「1986年7月に交通事故で死亡した。李恩恵とは違うし、そもそも李恩恵は存在しない」と嘘をついてきた。

朝鮮日報
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)