事実上更迭の西田外務審議官 対北朝鮮で対立 首相の目障りに  | trycomp2のブログ

事実上更迭の西田外務審議官 対北朝鮮で対立 首相の目障りに 

 政府が十六日、西田恒夫外務審議官(政治担当)をカナダ大使に事実上更迭した背景には、昨夏の北朝鮮ミサイル発射を受けた国連安全保障理事会の非難決議をめぐる、当時官房長官だった安倍晋三首相との対立があったとの見方が強い。支持率挽回(ばんかい)に向け、外交政策に力を入れる首相や周辺にとって、西田氏は「目障り」(外務省筋)だったようだ。

 政治担当の外務審議官は、事務次官に次ぐ外務官僚のナンバー2。秘密主義の殻に閉じこもりがちな外務省内で、西田氏は「歯に衣(きぬ)着せぬ物言い」(同省幹部)で知られていた。

 しかし、昨年七月の国連決議をめぐっては、現実的な落としどころを模索する西田氏と、強硬姿勢の首相官邸が対立。以来、官房長官だった安倍首相との折り合いの悪さを指摘されるようになった。安倍政権発足直後の首相訪中、訪韓同行から外れたことも、首相との確執が原因とみる向きが多かった。

 昨秋には、西田氏が非公式な懇談で発言したとされる、首相や首相補佐官らを批判する内容のメモが流出し、一部週刊誌で報じられたことも。首相の信頼が厚い谷内正太郎事務次官が続投し、三年目に入るのとは対照的な結果となった。
北海道新聞 政治