ボルトン氏、米政権の北朝鮮政策を批判
北朝鮮の核放棄をめぐり、凍結資金の問題は、いまだに解決せず、核施設停止など4月中旬までに行われる予定だった初期段階の措置は難しい状況となっています。こうした中、対北朝鮮強硬派として知られるアメリカのボルトン前国連大使が、JNNとの単独インタビューでブッシュ政権の政策を痛烈に批判しました。
「そもそも北朝鮮への資金返還を許したことが、間違いだったと思います」(アメリカ ボルトン前国連大使)
アメリカの大幅な譲歩にもかかわらず、今に至っても実質的な議論を拒否し続ける北朝鮮。ボルトン前国連大使は、「北朝鮮に核放棄をする意思はない」と断言します。
「北朝鮮は、この先もこうした問題を次から次へと持ち出して、核放棄の約束を果たさない言い訳に使うでしょう。北朝鮮の体制を根本的に支えているもの、つまり『核を手放せ』と言ってもどだい不可能な話です」(ボルトン前国連大使)
対話を重視し、ある程度の譲歩もしながら北朝鮮を一歩一歩、核放棄に向かわせようとするヒル国務次官補とライス国務長官の政策、しかし、そのような手ぬるい方法では解決できないというのがボルトン氏の考えです。
「朝鮮半島の核問題を解決する唯一の方法は、金正日体制を終わらせることだけだということを認識する時がきています」(ボルトン前国連大使)
「金正日体制を終わらせる」、ボルトン氏やラムズフェルド前国防長官が政権から去った今、そのような強硬路線はすっかり陰を潜めています。
「一番の強硬派は、今でもホワイトハウスの執務室に座っています。大統領は根本的に北朝鮮政権を信用していません」(ボルトン前国連大使)
今はライス国務長官の好きなようにさせているブッシュ大統領ですが、「方針転換を迫られる時も近いだろう」とボルトン氏は見ています。
「私は北朝鮮が約束を破ると確信しています。半年の間にブッシュ大統領が、この合意を反故する機会が何度も訪れます」(ボルトン前国連大使)
今のところ事態を見守っているワシントンの強硬派たち。しかし、このまま6か国協議が足踏みを続けるようであれば、批判のボルテージを上げてくることは間違いありません。(04日23:22)
ボルトン氏、米政権の北朝鮮政策を批判