金大中氏の訪朝延期 テポドン発射準備が影響 | trycomp2のブログ
27日から予定されていた金大中(キム・デジュン)・韓国前大統領の北朝鮮訪問の詳細を詰める南北実務協議の韓国側代表、丁世鉉(チョン・セヒョン)・元統一相は21日、ソウル市内で記者会見し、「金前大統領の月末訪朝が事実上困難になった」と述べ、延期を決めたことを明らかにした。北朝鮮が進める新型長距離弾道ミサイル「テポドン2」の発射準備が影響し、日程の最終合意が出来なかったとしており、改めて北朝鮮側と日程を詰める。
丁元統一相は「ミサイル(発射準備の)問題が影響したと理解する。北側と次の実務接触の日程を協議している」と述べた。新たな訪朝日程については「北側の訪朝招請はまだ有効だ。とりあえずミサイル(発射をめぐる)問題がヤマを越さなければならないのではないか」と述べるにとどめた。金前大統領も延期を了承しているという。
韓国政府は金前大統領の訪朝の際に金正日(キム・ジョンイル)総書記との直接会談を実現させ、核問題の解決に道筋をつけたい考えだったが、具体的日程に合意できないままミサイル問題が浮上。「27日訪問は物理的に無理」(丁元統一相)であるうえ、訪問しても大きな成果は期待できないと判断していったん延期を表明し、仕切り直しを図ったものと見られる。北朝鮮側としてもミサイル問題が尾を引く中で訪朝を受け入れても実利がないと判断している可能性がある。
金前大統領の訪朝は4月の南北閣僚級会談で基本合意。先月17日に開いた実務協議で、今月27~30日に実施する日程で大筋一致したが、南北を連結する鉄道「京義線」での訪問を強く希望する金前大統領に対し、北朝鮮側が難色を表明。実務間で調整を進めていた。しかし、20日までに北朝鮮側から回答がなかったという。
一方、北朝鮮南東部の金剛山では19日から南北離散家族の再会事業が予定通り開かれており、横田めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さんと韓国に住む母親の崔桂月(チェ・ゲウォル)さんの再会日程(28~30日)には変更がないと見られる。
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