BDA:北朝鮮、次の手は「金融カード」 | trycomp2のブログ

BDA:北朝鮮、次の手は「金融カード」

 北朝鮮が外務省報道官の発言として「米朝間の金融分野での協力関係強化」を強調した理由は何か。ロシアは24日、「バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されていた北朝鮮資金のロシアの銀行への送金は25日には完全に完了するだろう」と発表した。北朝鮮が6カ国協議での合意の実行を数カ月にわたり先延ばししてきた理由だったBDA問題の解決に合わせ、北朝鮮が再び「金融カード」を持ち出したことになる。

 専門家は、北朝鮮が要求するのは「国際金融取引の完全な正常化」との点で意見が一致している。外交安保研究院の金聖翰(キム・ソンハン)教授は「BDA問題の解決は1回限りのもので、北朝鮮が本当に期待する内容とは異なる」「北朝鮮は国際金融の正常化なしには核放棄もないと強く考えている」と述べた。

 具体的には、今年初めに北京で開催された呉光鉄(オ・グァンチョル)朝鮮貿易銀行総裁と米財務省のグレーザー副次官補との金融実務協議の再開を意味する。北朝鮮はこのルートを通じ、当局や企業の自由な外国為替取引の保証を勝ち取ろうというわけだ。

 このような米朝の金融分野での協議が行われる可能性は高い。ワシントンのある関係者は「米国としては具体的な約束はできないだろうが、北朝鮮が主張する内容を無視することもできないため、いったんは話し合いの形が取られるだろう」と述べた。世宗研究所の白鶴淳(ペク・ハクスン)南北関係研究室長も「今後は6カ国協議と金融面での協議という二つのルートを通じて米朝協議が行われるだろう」と予想した。

 しかし米朝間での金融分野での協議については、互いに期待する内容が異なる可能性がある。北朝鮮は今後正常な国際金融取引を可能にすべきとし、米国は「時間が必要」との立場だ。もし北朝鮮がBDA問題と同様、国際金融秩序への復帰を条件とするなら、核廃棄は再び困難にぶつかることになる。

 国策研究機関のある研究員は「BDAがやっと解決した現時点で、北朝鮮が再び国際金融秩序への復帰を強く要求するとは思えない。しかし時間がたてば北朝鮮は結局この問題の解決を要求するだろう」と述べた。韓国政府関係者は「北朝鮮が米国などからの核プログラムの完全な報告の要求に対抗する交渉カードとして利用する戦略とする可能性がある」と述べた。

任敏赫(イム・ミンヒョク)記者

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