原さん拉致で総連傘下団体を捜索 | trycomp2のブログ

原さん拉致で総連傘下団体を捜索

 1980年、調理師の原敕晁さんが北朝鮮に拉致された事件で、警視庁公安部は、23日朝から、大阪市にある朝鮮総連傘下の団体などの一斉捜索に乗り出しました。北朝鮮による日本国内での拉致事件で強制捜査が入るのは初めてです。

 国外移送目的誘拐などの疑いで捜索を受けているのは、大阪市北区にある朝鮮総連傘下の在日本朝鮮大阪府商工会や、北朝鮮に拉致された調理師の原敕晁さんが働いていた中華料理店、それに中華料理店の経営者の自宅などあわせて6カ所です。

 原さんは1980年、大阪から宮崎県の青島海岸に誘い出され、船で北朝鮮に拉致されました。

 「(原さんは)仕事一本の人だった。『別の仕事があるから』と言って(アパートを)出て行きましたよ」(原さんが住んでいたアパートの管理人)

 警視庁は、北朝鮮の元工作員、シン・ガンス容疑者(76)や当時、朝鮮大阪府商工会の役員だった中華料理店の経営者ら4人が、原さんの拉致に関与していたとみていて、23日の家宅捜索に踏み切りました。

 このうち、中華料理店の経営者は去年7月、JNNの取材に対し、事件への関与を次のように否定していました。

 (原さんの事件について)
 「いやそれは関係ない。わし、何十年間、話してきたことだから」(中華料理店の経営者)

 原さんの事件をめぐって警察当局は2002年、原さんになりすました旅券法違反などの疑いで、シン容疑者を国際手配していますが、北朝鮮による日本国内での拉致事件で強制捜査が入るのは初めてです。

 警視庁は今後、日本にいる関係者を一斉に事情聴取するとともに、近く国外移送目的誘拐の疑いで、シン容疑者と、韓国に住む元補助工作員の男(78)の2人の逮捕状をとり、国際手配する方針です。(23日11:30)
TBS News-i