レバノン人の母「なぜこんなひどいことを」 早期行動訴え /新潟 | trycomp2のブログ
◇娘の状況に早期行動訴え
「北朝鮮はなぜこんなひどいことを続けるのか」。16日、新潟市内で拉致被害者、曽我ひとみさん(46)の夫ジェンキンスさん(65)と面会したレバノン人のムントハ・シャハディ・ハイダールさん(69)。長女シハーム・シュライテフさんは北朝鮮に拉致され、今も同国に残されている。ハイダールさんは「拉致被害者すべての人が自由になれるよう祈っている」と訴えた。
ハイダールさんのもとには今でも年に1度くらい、シハームさんから電話がかかってくるという。だが、内容はいつも同じ。「ママ、会いたい。でも、すべてうまく行っているから大丈夫」。
しかし、ジェンキンスさんの語るシハームさんの状況は「あまりにもみじめで、死にたくなる」ものだった。シハームさんは97年に脱走米兵の夫と死別。以降は酒びたりとなり、厳寒の中、浴場で裸のまま倒れ、偶然シハームさん方を訪れたジェンキンスさんに助け出されたこともあったという。ハイダールさんは「娘は体調も悪く、どんどん老いていく。今、行動を起こさないと死んでしまう」と訴えた。
ハイダールさんがこの日「夫が死んだのになぜ娘は戻れないのか」とジェンキンスさんに尋ねると、「北朝鮮はシハームさんの息子3人を工作員にしたかったのだろう。だが、自分の本に3人の顔写真を掲載したので、工作員として使えなくなった。帰せない理由はないはず」と応じたという。
ハイダールさんはシハームさんが1歳の時に夫を亡くした。子どもはシハームさん1人。「一人娘と一緒に老後を過ごしたいが、レバノンでは拉致事件のことを知る人は少ない」と日本での協力を求めて来日した。すでにシハームさんと同時期に同じ病院で出産したとされる有本恵子さんの家族らと会い、「今度、シハームから電話が来たら、有本さんの消息を尋ねる」と約束したという。【前谷宏】
北朝鮮・拉致問題:レバノン人の母「なぜこんなひどいことを」 早期行動訴え /新潟:MSN毎日インタラクティブ
