北朝鮮、ノドン・スカッド発射の兆候も 政府が警戒 | trycomp2のブログ

北朝鮮、ノドン・スカッド発射の兆候も 政府が警戒

 北朝鮮が再び弾道ミサイルを発射する可能性はあるのか。

 日本政府は、長距離ミサイルのテポドン2(射程6000キロ)については「差し迫った状況にはない」(額賀防衛庁長官)とする一方、中距離ミサイルのノドン(同1300キロ)と短距離ミサイルのスカッドC(同500キロ)は「すぐ発射準備できる」(同)とみて警戒を強めている。

 これまでの分析では、北朝鮮が発射した7発のうち、2発目がノドン、3発目がテポドン2で、残りはスカッドCの改良型だとわかった。

 テポドン2は北部の咸鏡北道花台郡舞水端里(ムスタンリ)の基地、ノドンやスカッドは南部の江原道安辺郡旗対嶺(キテリョン)の基地から発射。7発目のスカッドだけは車両で移動し、基地外の地点から撃った、という分析も出ている。

 麻生外相は9日のテレビ番組で「ノドンを撃っている場所の方に動きがみられる」と述べた。政府関係者によると、旗対嶺の基地では、活発な無線交信や、人や車両などの動きが確認されているという。

 防衛庁によると、旗対嶺は主に訓練用の基地とみられ、以前からミサイルを発射台に据え付けたり取り外したりする訓練の様子を確認していた。

 北朝鮮は国内の別の基地を含め、ノドン200発、スカッド600発を持っているとされる。同庁関係者は「新しいスカッドの実験は、テロ組織などの買い手に性能をアピールするのが狙いだった」とみている。

 一方、テポドン2の発射基地では、初めて発射の動きがみられた5月初め以来、幾つかの機体や部品が確認されていた。5日の発射後も、少なくとも1基以上のテポドン2が基地に残っているとみられるが、格納庫に入っており、正確な数は確認されていない。

 政府は、テポドン2の再発射の可能性は極めて低いと分析している。5日の発射は失敗したとみており、そうであれば再発射までに原因を調べる必要があるからだ。調査には数週間から数カ月かかるとみられ、「当分、再発射できる状態にはならない」(政府関係者)と分析している。

 テポドン2は米本土にも届くとされ、米軍はイージス艦などを日本海や太平洋に展開して監視していた。だが防衛庁によると、現在は再発射の可能性が低いとみて、横須賀基地(神奈川県)に寄港させているという。

 北朝鮮はミサイルの発射前日の4日、飛ばす方向の海上に5~11日の期間で立ち入り制限区域を設けていた。だが同期間が過ぎた今、新たに制限区域を設定する動きは見せていない。
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