“重油支援は期限最終日に”
6か国協議のアメリカ代表を務めるヒル国務次官補は「北朝鮮が重油を受け取るのは期限となっている60日の最後の日だ」と述べて、さきの合意に従って行われる北朝鮮へのエネルギー支援は核施設の停止・封印の期限となっている60日がたつまでは行われないという見解を示し、北朝鮮が行動を取ることが先決だと強調しました。
さきに北京で開かれた6か国協議で採択された合意文書では、北朝鮮が60日以内にニョンビョンの核施設を停止・封印することなどの見返りに、重油5万トンのエネルギー支援が行われることになっています。協議でアメリカ代表を務めたヒル国務次官補は、15日、アメリカの公共放送PBSのインタビューに答え、「北朝鮮が重油を受け取るのは期限となっている60日の最後の日だ」と述べて、北朝鮮が核の放棄に向けた措置を実行する前に見返りを受けることはないという見解を示しました。また、合意文書で、アメリカが北朝鮮を「テロ支援国家」の指定から外す作業を始めるとしていることについて「合意したのは話し合いの席に着くということであり、実際に指定から外すかどうかは北朝鮮の協力の度合いにかかっている」と述べて、無条件に指定を解除するわけではないという考えを示しました。今回の合意に対しては、ブッシュ政権を支えてきた与党、共和党の保守派から「安易な妥協だ」などという批判が出ており、ヒル国務次官補の発言にはこうした批判をかわしたいねらいもあるものとみられます。
NHKニュース