全都道府県で講演、横田さん夫妻の夏 | trycomp2のブログ

全都道府県で講演、横田さん夫妻の夏

 全国各地でめぐみさん救出を訴える横田さん夫妻。先週末、青森県で講演して、これで、9年間かけて全都道府県をまわりました。ついに姿を現しためぐみさんの夫や新婚時代の写真。2006年夏、横田さん夫妻、激動の数ヶ月です。

 88年か89年ごろ、ピョンヤン市内の遊園地で撮られた1枚の写真。おととし、蓮池薫さん夫妻が明らかにした横田めぐみさんの夫の姿でした。

 JNNが入手した別の写真。青いスーツに白のスニーカー姿のキム・ヨンナムさん。実は、2枚の写真は同じ時に撮られたものだとわかりました。

 蓮池薫さん・地村保志さん夫妻が「この時、一緒にいた」と断言する、めぐみさんの姿はありません。

 「みんなヨンナムさんが付き添っていて、めぐみがこの子(ウンギョンさん)を抱いている写真が1つもない・・・」(横田早紀江さん)
 「(めぐみさんが写っている写真が)あっても出してこないんだと思う」(横田滋さん)
 「もちろんそうだけど・・・。『あぁ、めぐみが写した写真かな』って思うけども・・・」(横田早紀江さん)

 先月、ヨンナムさんが初めて日本メディアの取材に応じた際、公表された新婚のころのめぐみさんの写真。しかし、滋さんたちには「つくられた笑顔」に映ります。

 「(めぐみさんが)ちょっとわざとらしい顔してるな、と・・・。『作られた笑顔』と思いますね。めぐみはこんな感じじゃない、笑う時は・・・」(横田早紀江さん)

 日韓の被害者家族同士の対面、夫・ヨンナムさん本人の出現と、事態が大きく動いたかに見えるこの数ヶ月。しかし、横田夫妻は「何も変わっていない」と訴えます。

 「肝心の子供たちの姿がまったく見えない、このことを一番知りたい思いで私たちは頑張っておりますので」(横田早紀江さん)

 先週末、青森県で講演した横田夫妻。これで、47都道府県すべてで、めぐみさん救出を訴えたことになります。

 「ついに来ましたね。最後の所に・・・」(横田早紀江さん)

 新潟での初めて講演以来、9年。訴えは1000回に及びました。

 「移動すること自体が好きなので、遠くに行くのは、たいした苦痛にはあまり感じてないです」(横田滋さん)

 めぐみさんを奪われて29年。毎週、全国を回る2人の姿は、とても70代とは思えません。

 「青森県の浅虫温泉に三角形の島がありまして、(家族旅行で来たとき)めぐみが『あの島はおにぎり島にしよう』なんて勝手に名前つけてたりしてましたけど・・・」(横田滋さん)

 「どこへ行ってもあの人のことを思いますからね、どんな所でも」(横田早紀江さん)

 早紀江さんの出身地、京都での講演。日々緊張を強いられる生活の中で、早紀江さんの高校時代の友人に囲まれ笑顔を見せる横田さん夫妻。その中に、早紀江さんの兄の姿がありました。

 (Q.めぐみさんはどんな子供でしたか?)
 「明るい子でしたな。どんな形をした虫でもかわいがってね、愛情があったね。人間というよりも、『あらゆるもんに対しての愛』っちゅうもんを持っていた」(横田早紀江さんの兄)

 (Q.早紀江さんが苦労していると思うことは?)
 「あります、それはね。『この人なら頼れる』という人が見つからないですよ。(そういう人を)欲しがっていると思いますよ」(横田早紀江さんの兄)

 そして先月末、ヨンナムさんの母や姉から、ある提案が伝えられました。「北朝鮮側に、第3国でのヨンナムさん・ウンギョンさんとの面会を要請したい」というものでした。

 「こちらも年がいってしまうので、本当は会える時に1回ぐらい会っておいたほうがいいのかと思いますが、でも訪朝はしないですけどね」(横田早紀江さん)

 「(第3国で面会しても)彼らが2~3日で北朝鮮に帰るのなら、北朝鮮で話を聞くのとほとんど同じ。特にうちがそれを積極的に進めたいとは考えておりません」(横田滋さん)

 めぐみさん救出を信じて、秋以降も横田夫妻は訴えを続けます。(14日16:14)

TBS News-i