NPT枠外の査察検討 IAEA、北朝鮮の復帰優先 | trycomp2のブログ

NPT枠外の査察検討 IAEA、北朝鮮の復帰優先

【ウィーン=三浦耕喜】北朝鮮の核問題について、国際原子力機関(IAEA・本部ウィーン)は1日、北朝鮮がIAEAによる査察体制に復帰する場合、核拡散防止条約(NPT)の枠外での査察を検討する方針を明らかにした。北朝鮮は核兵器を放棄する態度は示していないが、IAEAに復帰する意思は表明していることから、まずは査察への復帰を優先することが目的。IAEAのエルバラダイ事務局長が13日から北朝鮮を訪問する予定で、北朝鮮側の対応が注目される。

 IAEA理事会(35カ国)のエルネスト・ペトリッチ議長(駐ウィーン・スロベニア大使)が1日、本紙とのインタビューで述べた。NPTは「核兵器国」を米ロ英仏中の5カ国に限定。それ以外の加盟国は「非核兵器国」として核兵器の開発が禁じられ、IAEAの査察を受けることが義務づけられている。

 これについて、ペトリッチ議長は「北朝鮮が非核兵器国になるのが最終目的。その途上では北朝鮮の地位など、法的な疑問も多いだろうが、それを今、議論するつもりはない」と、NPT上の建前にはこだわらない考えを強調した。

 「現実的な問題は対話を始めることだ」と述べ、北朝鮮との交渉を進めるため、IAEAへの復帰を優先すべきだとの考えを示した。

 その場合、北朝鮮はIAEAの査察を受けながら、同時に核兵器を保有し続ける状況が当面続く可能性が高いが、同議長は「よりよい手法はほかに見当たらない。時間も忍耐力も必要になるだろう」と、やむを得ないとの認識を示した。

 北朝鮮は2002年12月にIAEAの査察官を追放、03年1月にNPTからの脱退を表明したが、先の6カ国協議で寧辺の核施設についてIAEAの査察を受け入れることで合意している。

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