「遺骨」問題決着が条件 拉致問題対処で北朝鮮 | trycomp2のブログ
北朝鮮が先の日朝政府間協議で、拉致被害者横田めぐみさんのものとされる「遺骨」の鑑定問題に決着をつけることを、日本側の生存者帰国、真相究明、実行犯引き渡し要求に対処する「条件」として提示していたことが分かった。日本側は回答を留保したという。日朝交渉筋が10日明らかにした。
北朝鮮の金哲虎(キムチョルホ)外務省アジア局副局長が、北京での5日の拉致問題に関する協議で「(日本の)鑑定結果への疑問が解消されない限り前に進まない」と発言。日本側は、従来「拉致は解決済み」としてきた北朝鮮側が「遺骨」問題の決着を拉致問題打開の事実上の条件にしたと受け止めた。
政府は、日本から譲歩を引き出すための「交渉戦術」の可能性が高いとみて北朝鮮の真意の分析を進めるとともに、次回協議に向けた「最重要ポイントの1つ」(交渉筋)として対応策を慎重に検討する考えだ。
北朝鮮側は5日の協議で、DNA鑑定に疑問符を投げ掛けた英科学誌などを基に「鑑定はでっち上げだ」と主張。その上で(1)鑑定結果を科学的に検証するため、鑑定実施者を含む両国による専門家会合設置(2)「遺骨」の返還―などを要求した。
これに対し、日本の梅田邦夫外務省アジア大洋州局参事官は「鑑定は(拉致問題の)一部分に関すること。それを理由に(全体の)再調査継続を拒むのは受け入れられない」と批判。逆に(1)別人の「遺骨」が渡された経緯の説明(2)めぐみさんの「元夫」とされるキム・チョルジュン氏の人物特定―などを重ねて求め、専門家会合については「時間稼ぎ」の狙いが強いとみて回答しなかった。
北朝鮮の宋日昊(ソンイルホ)日朝国交正常化交渉担当大使も10日、朝鮮新報(電子版)に「鑑定の真相が解明されない限り現状は収拾できない」と述べた。
(共同)
Sankei Web 政治 「遺骨」問題決着が条件 拉致問題対処で北朝鮮(02/10 22:30)
