韓国の拉致被害者 帰還実現を
韓国の拉致被害者の家族が2日、北朝鮮との軍事境界線の近くで集会を開き、来月初めにピョンヤンで開かれる南北首脳会談を通じて拉致被害者の帰還を実現させるよう訴えました。
これは、地村保志さん夫妻の拉致事件などで国際手配されている北朝鮮の元工作員のシン・グァンス容疑者ら63人が、平成12年の南北首脳会談の合意に基づいて韓国から北朝鮮に送還され、2日で7年になるのにあわせて、韓国の拉致被害者の家族会などが開いたものです。南北の軍事境界線近くの展望台に集まったおよそ100人の関係者は、韓国の拉致被害者ひとりひとりの名前を読み上げました。そして、被害者にあてたメッセージが書かれた風船を飛ばし、来月2日からピョンヤンで開かれる南北首脳会談を通じて、拉致被害者の帰還を実現させるよう訴えました。韓国政府が認定している拉致被害者は480人余りに上りますが、北朝鮮は韓国人を拉致した事実を一貫して否定しており、安否の確認などは進んでいません。このため、韓国の拉致被害者の家族会は、7年ぶりの南北首脳会談で、拉致問題を議題として必ず取り上げるよう韓国政府への働きかけを続けることにしています。
NHKニュース