拉致解決「石川から後押しを」 家族会、救う会が野々市で大集会 | trycomp2のブログ
拉致被害者家族会と救う会全国協議会が全国十二会場で予定している国民大集会の第一弾が十三日、野々市町文化会館で開かれた。日本海で漁船に乗った三人が忽然(こつぜん)と姿を消した寺越事件から四十二年、横田めぐみさんが失踪(しっそう)して十五日で丸二十八年。寺越事件の舞台となった石川から、残された家族らが「真相を知りたい」「娘は生きている」と悲痛な声を上げ、進展しない拉致問題の解決に向け、県民の後押しが世論の大きなうねりとなるよう願った。
会場を埋めた約千百人の聴衆に対し、家族会代表の横田滋さん(72)は「石川の皆さんの拉致問題に対する関心の高さの表れ」と謝辞を述べた上で、北朝鮮への経済制裁を求め、「世論の後押しがなければ政府は動かない。力を貸していただきたい」と深々と頭を下げた。
寺越事件の「真相」を証言した元北朝鮮工作員の安明進さん(37)は、「石川は拉致が起きた場所であり、その被害者がまだ北朝鮮にいる。救い出すために立ち上がる責任がある」と訴えた。
引き続き、寺越昭二さんの長男昭男さん(55)=宝達志水町=、二男北野政男さん(54)=志賀町=、三男内田美津夫さん(52)=羽咋市=がマイクを握った。三人は北朝鮮にあるとされる昭二さんの墓は偽りと断じ、拉致問題を棚上げしての国交正常化に強く反対した。内田さんが女手一つで兄弟を育て上げ、二〇〇二年に死去した母親の思い出を語ると、会場には涙をぬぐう女性の姿も。内田さんは「親父の遺骨を母親と一緒にさせたかった。子どもとして最後の親孝行のつもりで声を上げた」と語った。
寺越事件の拉致被害者認定、北朝鮮に対する経済制裁発動を日本政府に求める声明を採択した。
声明発表に先立ち、拉致被害者で北朝鮮が死亡したとしている横田めぐみさん、増元るみ子さん、有本恵子さん、市川修一さん、松木薫さんの家族が支援を求めた。いずれの家族も北朝鮮での生存を信じ、横田滋さんは「親とすれば、死んだということが確認されるまで救出活動を続ける」と胸の内を吐露。妻の早紀江さん(69)は「命ある限り、めぐみを、すべての人を(日本に着く飛行機の)タラップから降ろすよう頑張る」と声を震わせた。
家族会事務局長の増元照明さん(50)はタイ国籍の女性が北朝鮮に拉致された疑いがある問題について報告、「国交があるタイの国民を拉致して返さないのだから、国交正常化で問題は解決しない」と訴えた。増元さんは来月二十二日に東京で開く国民大集会に韓国、タイの拉致被害者とみられる家族も招き、国際的に連携して救出活動を展開していく方針を明らかにした。
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