BDA:仲介役買って出た韓国政府 | trycomp2のブログ

BDA:仲介役買って出た韓国政府

 6カ国協議での合意の実行を妨げているバンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金送金問題に決着が着くのだろうか。韓国では韓国輸出入銀行を通じてBDAの北朝鮮資金送金を仲介する案を検討しており、またヒル国務次官補も平壌を訪問する考えのあることを明らかにし、注目が集まっている。

 韓国政府高官は6日、BDA問題解決に向けて韓国輸出入銀行を利用する案について、「米国と北朝鮮の協議の行方がどうなるかにかかっている」と述べた。

 北朝鮮は6カ国協議の合意内容を実行に移す意思を重ねて明確にしているが、他国の銀行が北朝鮮資金の取扱いを拒否していることから、韓国政府が韓国輸出入銀行を通じたBDA資金の仲介について検討していることが明らかになった。当面は違法資金を取扱った銀行とされたとしても、北朝鮮の核問題解決という目標に向けて急いだほうが利益になると判断したとみられる。

 このような状況の中、ヒル次官補は4日の自由アジア放送(RFA)とのインタビューで、「平壌訪問の考えがあることを自信を持って話すことができる」「2005年にも北朝鮮と平壌訪問について話し合ったことがあるが、今は当時よりも条件が整っている」と述べた。

 ヒル次官補が平壌訪問について楽観的な立場を示したのは、韓米両国が韓国輸出入銀行を通じて問題解決に乗り出すことで意見が一致しつつあるからとの見方もある。外交消息筋によると北朝鮮は現在第3国へのBDA資金送金に向け52の口座に分けて預けられている資金を1つの口座にまとめる作業をほぼ終えたという。

 これまでこの問題が解決しなかったのはBDAの資金を仲介する銀行がなかったからだが、もし韓国輸出入銀行がその役割を果たせばただちに解決することになる。

 米国はすでに今回のケースに限って取引禁止対象に指定されたBDAの北朝鮮資金の送金を許可するとの立場を関係国に明らかにしている。日本の麻生太郎外相が4日、「BDAの北朝鮮資金の送金問題が解決すれば早ければ来週には6カ国協議が再開される可能性がある」と述べたのも、輸出入銀行を通じた問題解決を念頭に置いたものとみることができる。そうなればBDA問題の解決と6カ国協議の合意内容の初期履行についてのヤマは今週中となる可能性が大きい。先月ニューメキシコ州のリチャードソン知事が北朝鮮を訪問した時に北朝鮮が言及したとされる「早期履行措置の30日延長」の主張によれば今月14日が期限となる。

 米朝両国はBDA問題が順調に解決されれば、さらに交渉を進展させるためにヒル次官補の北朝鮮訪問を直ちに推進する可能性が高いとみられる。

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