北向け原油、中国の9月輸出ゼロ ミサイル実験から圧力 | trycomp2のブログ
【北京=福島香織】中国から北朝鮮向けの9月の原油輸出量がゼロとなったことが30日、中国税関総署の貿易統計(9月分)でわかった。ロイター通信が伝えた。
中国は北朝鮮の核実験前にすでに、北朝鮮の命綱ともいえる原油輸出の引き締めを開始していた。中国は食糧援助の削減について「人道的理由」から反対の立場をとっていたが、原油供給の削減については姿勢を明確にしていなかった。中国は今年1月~9月までは、前年同期比6.8%減少しながらも累計36万9643トンの原油を輸出、北朝鮮は7月に中国側が自制を求めたにもかかわらずミサイル発射実験を実施しており、9月の原油輸出停止は、これに対応した措置とみられる。
北朝鮮は原油の90%、食料の3分の1を中国に依存しているとみられており、原油供給の極端な削減は北朝鮮の経済活動全般に影響を与える。中国は2003年、重油パイプラインを3日間にわたり閉じて圧力をかけ、北朝鮮を6カ国協議に参加させた経緯もあり、原油供給削減による効果については、中国側の専門家の間でも以前から打撃を与えうると指摘されている。
【2006/10/31 東京朝刊から】
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