金英男さん再会、拉致解決の糸口に 政府、矛盾点確認へ | trycomp2のブログ

金英男さん再会、拉致解決の糸口に 政府、矛盾点確認へ

 北朝鮮による日本人拉致被害者、横田めぐみさんの夫とされる韓国人拉致被害者、金英男さんと母の崔桂月さんが28日、北朝鮮で再会したことを受け、政府は拉致問題の早期解決につながる新たな事実があるかどうか情報収集を急いでいる。引き続き韓国政府と連携しながら、北朝鮮に対して拉致問題の真相究明を求めていく構えだ。

 安倍晋三官房長官は28日の記者会見で、北朝鮮側が横田めぐみさんの夫と説明したキム・チョルジュン氏と金英男さんについて、「キム氏と面識のある複数の方々からの情報」として、「同一人物である可能性が高い」と述べた。そして、「この再会を拉致問題の解決につなげていかなければならない」と強調した。

 政府は平成16年11月、調査団を北朝鮮に派遣し、キム氏と面会している。この際、キム氏はめぐみさんは死亡したとして「遺骨」を提示したが、鑑定で偽物であることが判明。ただ、北朝鮮側は鑑定結果に反発しており、今回の再会でも、めぐみさんに関しては「説得力ある新たな証拠は示せないだろう」(日朝交渉筋)とされる。

 安倍氏も会見で「(キム氏の説明に)矛盾点がある。どうしてそういう矛盾があったのかは確かめていかなければいけない」と強調する一方、「面会は北朝鮮で行われており、今まで日本側に説明してきたことの上に立っての説明になる可能性が高い」と指摘した。

 今回の再会は、日韓両政府のDNA鑑定を踏まえて実現したもので、日韓拉致被害者家族の相互訪問が始まるなど拉致問題をめぐる日韓連携は強まりつつある。それだけに、政府内には「再会は韓国世論を引き戻そうとする狙いがある」(同)など、日韓分断の動きとの見方が根強い。

 外務省幹部は「一時的には『良かったね』となるが、次第に親子が一緒に住めない理不尽さが増すはずだ」とみており、引き続き韓国政府との連携を強める一方、7月の主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)で拉致問題を主要議題に取り上げ、国際世論に訴える考えだ。

(06/28 21:05)

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