ケリー前米6者代表、米朝直接協議の必要性強調 | trycomp2のブログ
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の前米首席代表、ケリー前国務次官補は1日、ワシントン市内での講演で、事態打開のために米朝直接協議を再開する必要性を訴えた。ケリー氏が現政権の対北政策に注文をつけるのはきわめて異例だ。
ケリー氏は米朝による直接接触は「多国間の取り組みと競合するものではない」などと指摘、接触に応じないことで北朝鮮に「6者協議を遅らせる口実を与えている」と批判した。また、「戦術的におそらく賢明ではない」とも述べた。
膠着(こうちゃく)状態に陥っている6者協議の再開に向け、あえて苦言を呈した形だ。ケリー氏は、ライス国務長官の外交政策を「アジア軽視」と批判したアーミテージ前国務副長官に近く、現政権のアジア政策に対する不満の一環とも読める。
各国の6者協議首席代表らは4月上旬に東京に集まって事態打開を目指したが、現首席代表のヒル米国務次官補は「6者協議復帰に応じない限り、北朝鮮と話し合うことはない」との立場を崩さず、米朝接触は実現しなかった。ヒル氏自身は接触には前向きだが、対北強硬派の反対に配慮してライス国務長官が認めなかったとされる。
東京での接触に応じなかったことで米国は厳しい態度を示した形となった。だが、先月訪米した中国の胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席が首脳会談でブッシュ大統領に柔軟な対応を求めるなど、内外で米朝接触を促す声が出ている。
6者協議をめぐっては、北朝鮮の不法行為に対する米国の対抗措置に北朝鮮が反発。北朝鮮は、「資金洗浄」の疑いで凍結されたマカオの銀行の同国関連口座の凍結解除を協議再開の条件としている。
ケリー氏は第1期ブッシュ政権下で国務次官補を務め、02年10月に米特使として訪朝、この際に北朝鮮が濃縮ウラン計画の存在を認めたとされ、核問題をめぐる緊張が高まった。初回から第3回6者協議まで首席代表を務めた。
ケリー前米6者代表、米朝直接協議の必要性強調 (朝日新聞) - goo ニュース
