中国、動かぬ北に配慮 米に軟化求める | trycomp2のブログ
【北京=城内康伸】北朝鮮が「すべての核計画の完全な申告」に応じない中、中国が米国に対して「上海コミュニケ」を参考にした申告方法を提案するなど、事態の打開を図ろうとする新たな動きが出てきた。しかし米国にとり、北朝鮮が否定する高濃縮ウランによる核開発計画とシリアへの核拡散疑惑は、決して置き去りにできない問題。6カ国協議が再開されるかどうかは、北朝鮮の対応にかかっている。
北朝鮮による核計画の申告が実現しないまま、昨年末の履行期限から約2カ月が過ぎた。協議筋によると、議長国の中国は北朝鮮に対し「早期申告」を促すと同時に、核拡散問題にこだわる米国にも柔軟な対応を求めているとされる。
中国が提示した案には、ウラン濃縮計画と核拡散疑惑を否定する北朝鮮の立場に配慮することで、昨年9月以来足踏み状態に陥っている6カ国協議の早期再開にこぎ着けたい思惑がにじむ。
一方、米国はニューヨークの米朝チャンネルや、国務省のソン・キム朝鮮部長による先月末から3日間の北朝鮮訪問を通じて、核計画の申告と、北朝鮮がこれまで否定してきたウラン濃縮計画と核拡散問題を分離する案を打診。ウラン濃縮計画などについては、米朝2国間で詰めることを念頭に置いている。
しかし、北朝鮮は今月19日に北京で行われた米朝協議でも、ウラン濃縮計画と核拡散をあらためて否定。米国の打診についても明快な回答をしなかったもようだ。また米国は中国の提案を引き続き検討中という。
申告問題は米中が示した提案を軸に打開策が模索されるとみられるが、協議筋は「まずは北朝鮮側が完全な申告に応じる姿勢を見せることが重要だ」と指摘している。
中日新聞:中国、動かぬ北に配慮 米に軟化求める:北朝鮮問題(CHUNICHI Web)
