北朝鮮・拉致問題:2系統、別に教育--よど号グループとその他 | trycomp2のブログ

北朝鮮・拉致問題:2系統、別に教育--よど号グループとその他

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 ◇よど号グループ=対外連絡部/その他=対外情報調査部

 よど号事件グループによる拉致被害者と他の日本人被害者は、北朝鮮で秘密を守るためにそれぞれ別々に教育を受けていたことが警察当局の調べや関係者の話で分かった。よど号拉致は朝鮮労働党の対外連絡部、他の拉致は対外情報調査部が主導したとされる。それぞれの工作機関が、招待所を転々と替えて被害者の教育・監視をしていた実態が浮かんだ。

 よど号メンバーの元妻の証言などから、欧州などで拉致を行ったのは、労働党の対外連絡部。グループ関係者の話では、欧州などから連れてきた日本人は、一定期間適性などをみるための教育を受けた。グループの拠点とされる「日本革命村」は、平壌郊外の「元新里(ウォンシンリ)」にあったが、教育は、秘密保持のために革命村ではなく、「円興里(ウォンフンリ)」地区など近くの招待所で行われたという。

 対外情報調査部によって日本から拉致された被害者も、「牡丹峰(モランボン)」や「東北里(トンプクリ)」などの招待所で、調査部の指導員らによる教育を受けたことが帰国した被害者の話で判明している。

 円興里地区には、地村富貴恵さんの証言で、田口八重子さんと、グループに拉致されたとされる松木薫さんや石岡亨さんがいたことが分かっている。田口さんは、松木さんら2人は「自分がいた招待所のはす向かいの招待所にいた」とも話していたとされる。系統が異なる被害者が同じ地区の招待所に別々に入れられていたケースもあったとみられる。

 こうした理由について、警察当局のある幹部は「収容すべき被害者が多く、招待所内に複数の建物があると、連絡部と調査部の抱える被害者がたまたま近くの建物に入ったケースもあったのでは」と推測している。

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 ■ことば

 ◇対外情報調査部と対外連絡部

 いずれも北朝鮮の朝鮮労働党傘下の工作機関。対外情報調査部は、海外でのテロ、情報収集を行う。大韓航空機爆破事件を実行したとされ、現在は35号室と呼ばれる。対外連絡部は、対南(韓国)工作の主要部署で、韓国内での地下組織やスパイ網を作ることが任務とされる。

毎日新聞 2007年3月17日 東京夕刊

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