脱北者:中国など第三国に4万人 | trycomp2のブログ
本紙取材班が明かす人身売買の実態(3/4)
1990年代初めまで脱北者は「帰順勇士」と呼ばれた。ミグ戦闘機に乗ってきたイ・ウンピョン大尉(故人)に象徴される帰順勇士は、韓国政府に重要な情報を提供し、体制優位を宣伝する上でも利用された。
90年代後半、北朝鮮を大飢饉(ききん)が襲った。北朝鮮政府が「苦難の行軍」と表現する食糧難時代に推定300万人以上が餓死した。
中国と北朝鮮の国境地帯で脱北者が見られるようになったのはこの時期からだ。国境守備隊の厳重な警備も顧みず、ただ飢えをしのぐために国境を越えたのだ。
それから10年。食糧難は緩和されたが、脱北者は後を絶たない。これまでに韓国に渡った脱北者は1万人を超え、中国を含む第三国に滞在している脱北者は推定4万人に達する。中国にいる脱北者は不法入国者だ。法的にいかなる保護も受けられず、発見されれば北朝鮮に強制送還される身分だ。
南北首脳会談をはじめ、北東アジアに融和の雰囲気が広がり、かつての「帰順勇士」は「脱北者」さらには生活苦から新天地を求める「セト民」(セトは韓国語で新しい土地の意)と呼ばれるようになった。中国も北朝鮮も韓国も関心を示さない間に第三国、特に中国に滞在中の脱北者の人権が徹底的に侵害されている。
北朝鮮住民の脱北が始まって10年が経過した今、本紙特別取材班が脱北者に対する報告書をまとめた理由はそこにある。
特別取材班
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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