北朝鮮に渡り指示受ける 拉致実行前に木下容疑者
渡辺秀子さん=失跡当時(32)=の子ども2人の拉致事件で、国外移送目的略取容疑などで逮捕状が出た工作員の木下陽子容疑者(59)が、1974年4月に訪朝し2人を北朝鮮に送るよう指示を受けていたことが26日、警視庁などの共同捜査本部の調べで分かった。
警察庁は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて木下容疑者を国際手配した。
調べでは、当時韓国籍だった木下容疑者は74年1月、日本人の他人に成り済まして旅券を不正に取得。4月にその旅券を使って出国して北朝鮮へ渡り、子ども2人の処置について相談したという。
5月に帰国した際に貿易会社「ユニバース・トレイディング」に所属する工作員グループに「本国の 指示で子ども2人を北朝鮮へ送る」と話したという。
その後は、北朝鮮からのラジオの暗号放送を通じて工作船が福井県小浜市の海岸に到着する日時などの指示を受け、同年6月中旬にユニバース社元社員の女(55)らに命じて2児拉致を実行したとみられている。
東京新聞:北朝鮮に渡り指示受ける 拉致実行前に木下容疑者:社会(TOKYO Web)