福田首相、訪中は「年内か年始」・中国首相「拉致解決へ協力」
【シンガポール=峯岸博】福田康夫首相は20日、シンガポールのホテルで中国の温家宝首相と会談し「極力、年内か来年初めに訪中したい」と表明した。北朝鮮問題では日本人の拉致被害者の早期帰国への協力を要請し、温首相は「必要な協力を提供したい」と応じた。
両首脳は昼食会を含めて約1時間半協議。安倍晋三前首相が4月に温首相と合意した日中の「戦略的互恵関係」を強化し、安全保障分野での対話を進めることも一致した。胡錦濤国家主席の来日時期については「来年中」を確認するにと どまった。
懸案である東シナ海のガス田開発を巡り、温首相は「共同開発に向け双方が勇気をもって取り組み、解決できるよう努力したい」と強調。福田首相も「温首相に指導力を発揮してほしい」と促すにとどまり、具体的な進展はなかった。(20:09)
NIKKEI NET(日経ネット):政治ニュース-政策、国会など政治関連から行政ニュースまで