青森・脱北者保護:海水でエンジン冷却 脱北家族、故障覚悟で渡航?
脱北者の家族4人が小型船で青森県に着いて県警に保護された問題で、小型船のエンジンに海水を直接注入して冷やす仕掛けがしてあったことが分かった。真水でないとエンジントラブルの原因となるため、日本では通常考えられないといい、船を見た漁業関係者は「数日もてばいいというつもりで北朝鮮を出て来たのかもしれない」と話している。
関係者によると、船には予備とみられるもう1台のエンジンもあったが、2台とも数馬力しか出ないタイプだった。船は木造で、長さ7・3メートル、幅1・8メートル。エンジンで航行するなら、10馬力はないと無理という。
船には櫓(ろ)も積んでおり、最初に同県深浦町の風合瀬(かそせ)漁港で小型船を目撃した遊漁船の客らは、「櫓をこいで近づいて来た」と話している。4人は県警の事情聴取に「(海上で)悪天候の時は話もできず、ただ船にしがみついていた」と話しており、小型船は実際にはエンジンがほとんど役に立たない状態で青森沖まで来た可能性がある。
毎日新聞 2007年6月4日 東京夕刊
青森・脱北者保護:海水でエンジン冷却 脱北家族、故障覚悟で渡航?-北朝鮮の動き:MSN毎日インタラクティブ