6カ国協議は「失敗」 ボルトン前米国連大使 | trycomp2のブログ

6カ国協議は「失敗」 ボルトン前米国連大使

 米国のボルトン前国連大使は十七日、都内の日本記者クラブで記者会見し、北朝鮮核問題をめぐる六カ国協議について「失敗した。(同協議を通じた各国の)働き掛けの役割はもう終わった」と述べ、同問題は「現実的には、北朝鮮の現体制が崩壊することでしか解決できない」と主張した。

 ボルトン氏は、体制を崩壊させるためには「経済的圧力を強めることと、拡散防止構想(PSI)を組み合わせれば効果が出る」と話し、北朝鮮に配慮する中国、韓国の協力への期待も示した。軍事的手段で体制を崩壊させる可能性については「話に上がっていない」と否定した。

 一九九四年の米朝枠組み合意に反して北朝鮮が核開発をひそかに続けていた前例を挙げた上で、六カ国協議でも同様のことを北朝鮮が考えていたとの見方を表明。外交的手段での問題解決には「数千に上る地下施設も含めて、完全に(核開発断念を)検証できなければならない」とした。

 さらに、協議をこれ以上続けても核放棄に向けた合意は達成できないとし、議長国の中国に対し「間違った道を進み続ければ、さらに(中国にとって)厄介なことになる」と日米両国が説明して同協議を放棄する方向に向かわせ、次の手段を検討する段階に来ていると話した。(共同)
中国新聞ニュース