「北朝鮮は交渉能力に長けている」(下) | trycomp2のブログ

「北朝鮮は交渉能力に長けている」(下)

‐韓米自由貿易協定(FTA)に対するブッシュ大統領の立場は。

 「非常に喜んでいる。ブッシュ政権にとっては大きな勝利だ。多くのアジア諸国が驚いた。とりわけ日本が非常に驚いた」

‐北朝鮮のテロ支援国からの除外は可能か。

 「米国は北朝鮮にテロ支援国問題を考慮すると約束したにすぎない。いつ検討を始めるとかいつ除外するとか明示したことはない。ホワイトハウスの実務担当者は検討を行ったが北朝鮮がBDA問題で6カ国協議を進展させないことから政府次元での検討は行われていない。これは核交渉の最後の部分だ。北朝鮮が核を持っている以上、平和協定やテロ支援国からの除外はあり得ない」

‐6カ国協議が進展し、北朝鮮の非核化と拉致問題がぶつかった場合はどうなるのか。

 「日本は北朝鮮の非核化がより重要だと知っている。北朝鮮の非核化で最も利益を得るのは日本だ。安倍首相は国際政治をよく理解する頭のいい政治家だ」

‐韓半島統一についてのブッシュ大統領の考えは。

 「ブッシュ大統領は韓半島の統一を最も積極的に支持している人物だ。北朝鮮の人権問題についても歴代のどの大統領よりも多くの仕事をしたと評価している。ブッシュ大統領は脱北者をホワイトハウスに招待した唯一の大統領だ。脱北者の米国での定着を最初に許した大統領でもある」

‐韓国政府も北朝鮮の人権問題に積極的に取り組むべきか。

 「米国が韓国にたいしてあれこれ指示することはできない。模範を示すだけだ。韓国政府と北朝鮮の人権問題を調整するのは困難だった。2005年の慶州APEC (アジア太平洋経済協力会議)で行われた首脳会談では北朝鮮の人権問題についての文章一つを首脳会談の宣言文に入れるために韓国の大統領府と7時間も交渉しなければならなかった」

‐ホワイトハウスでのエピソードは。

 「ブッシュ大統領が突然ある金曜日の午後に補佐官ら数人を大統領専用の迎賓館に招いて映画007シリーズの“カジノ・ロワイヤル”を一緒に見た。目立たないが国のために熱心に働く人たちのために持たれた場だった。このような機会はよくあった」

▲ジョージタウン大学教授のビクター・チャ氏は2004年12月から今年4月までホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)アジア担当局長を務め、ブッシュ政権の対北朝鮮政策を調整した。韓国系2世でニューヨーク出身のチャ氏はコロンビア大学で政治学を専攻し、オックスフォード大学とコロンビア大学で修士と博士の学位を取得した。

ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS

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