特定失踪者家族会、県内4人が情報交換 「生きて帰ってきて」
第1回県内特定失踪(しっそう)者家族会が10日、秋田市のユーランドホテル八橋で開かれ、北朝鮮に拉致(らち)された可能性がある県内の特定失踪者の家族4人が、行方不明になった当時の状況などを説明し合った。
家族同士が情報交換することで、失踪パターンなど行方不明者の手掛かりを得ようと、「北朝鮮に拉致された日本人を救出する秋田の会」(救う会秋田、松村譲裕代表)が開いた。
平成4年に行方が分からなくなった松橋恵美子さん=旧合川町、当時(26)=の母チヤさんは、後日見つかった恵美子さんの車が海沿いの人目につかない場所に置かれ、失踪後に自宅へ無言電話があったことなどを説明。
昭和61年に名古屋市で行方不明になった秋田市出身の佐藤正行さん=当時(27)=の母ヨネさんは、正行さんが住んでいた名古屋の生活の様子など伝えた。
昭和44年に旧二ツ井町で失踪した石田清さん=当時(26)=の義姉・石田針孔(みつ)さんは、「生きて帰ってきてほしい。元気に暮らしているかどうかの確認だけでもできれば」と語った。
また、昭和35年に秋田市で失踪した木村かほるさん=当時(21)=の実姉・天内(あまない)みどりさん=八戸市在住=は先月7日、タイ人女性が57年に北朝鮮で木村さんに似た女性からもらったという缶を、遺留品と一緒に県警に提出していたが、缶からは木村さんの指紋が確認されていないことが報告された。
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