北朝鮮15年ぶり本格的軍事パレード
北朝鮮の朝鮮人民軍創建75周年を迎えた25日、首都平壌の金日成広場で、軍最高司令官である金正日(キムジョンイル)総書記が出席して閲兵式が開かれ、陸海空軍の兵士や士官学校生らの行進とミサイルが登場する軍事パレードが行われた。朝鮮中央通信などが伝えた。
閲兵式は近年1、2年おきに実施されているが、ミサイルが登場する本格的な軍事パレードは1992年4月以来15年ぶりで、金総書記の指導体制下では初。昨年7月のミサイル発射や同10月の核実験を踏まえ、軍事力や、軍優先の「先軍政治」を進める総書記の指導力を軍創建記念日に合わせ内外に示そうとしたとみられる。
4個中隊規模とみられるミサイル部隊は、国旗と最高司令官旗を掲げた軍用トラックにミサイルを1基ずつ搭載し登場。中国中央テレビによると、48基のミサイルは4種類程度とみられる。可動式を含め新型も含まれているもようだが、「テポドン1号」のような中距離弾道ミサイルは見られなかった。
ひな壇には金総書記と金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長、趙明禄(チョミョンロク)軍総政治局長、金英逸(キムヨンイル)首相ら指導幹部のほか、先に就任が判明した金格植(キムギョクシク)軍総参謀長が並んだ。金総参謀長はパレードに先立つ演説で、日米の「圧殺の企て」に対し「軽挙妄動してはならない」と警告したが、核保有や6カ国協議への言及はなかった。
金日成広場には花束を手にした100万人近い市民が集まり、「先軍革命」「金正日」などの人文字をつくった。
金総書記は25日、金総参謀長、金鎰竽(キムイルチョル)人民武力相らとともに、金日成(キムイルソン)主席の遺体が安置されている錦繍山記念宮殿を訪問、軍合唱団の祝賀公演も観覧した。
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