広島で失跡会社員の名前公表 調査会「拉致の可能性」
北朝鮮による拉致問題に取り組む特定失踪(しっそう)者問題調査会は二十三日、一九九九年に広島市で失跡した千葉県鴨川市の会社員酒井勇夫(さかい・いさお)さん=失跡当時(29)=は「拉致された可能性が否定できない」として、名前や失跡状況などを公表した。中国新聞ニュース
調査会によると、食品関係の機械メーカーの技術者だった酒井さんは九九年十二月二十三日朝、出張先の広島市安佐北区でホテルを出たまま失跡。同日午後、隣接する広島県安芸高田市内のATM(現金自動預払機)コーナーで酒井さん名義の口座から六万円が引き出されたが、本人かどうかは確認されていないという。
調査会が公表した失跡者は二百六十人目。うち三十四人が 「拉致された疑いが濃厚」とされる。