ヒル次官補と金外務次官、核申告問題で合意得られず | trycomp2のブログ

ヒル次官補と金外務次官、核申告問題で合意得られず

 【ジュネーブ=宮崎健雄、大内佐紀】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の米首席代表クリストファー・ヒル国務次官補と北朝鮮代表の金桂寛(キムケグァン)外務次官が13日、スイス・ジュネーブで行った会談は、焦点だった核申告問題で合意を得られないまま終了した。


 会談終了後、ヒル次官補は米代表部内で記者会見し、「北朝鮮はウラン濃縮と拡散の問題で立場を変えなかった。問題は解決したとは言えない」と述べ、北朝鮮が依然、ウラン濃縮による核開発とシリアなどへの核協力について申告を拒否したことを明らかにした。金次官も会談後、記者団に対し、「高濃縮ウランとシリアへの協力は、過去も今も一切ないというのが我々の立場だ」と強調した。

 ただ、次官補は一方で、申告形式については、具体的内容には言及しなかったものの、「一定の前進があった」と指摘。米朝両代表が「本国に相談した上で、今後の進め方を決める」と述べ、会談が近く再開される可能性を示唆した。昨年末の期限を過ぎても提出されていない北朝鮮の「すべての核計画の申告」を促すため、米国や議長国・中国は、ウラン濃縮と他国への核協力を別の形式で申告するなどの打開案を先に提示していた。

 北朝鮮が申告の見返りとして求めているテロ支援国指定などの解除については、次官補は「そのタイミングなどを協議した」と言明。金次官も会談後、この問題で米側から評価に値する説明はあったのかとの記者団の質問に対し、「それは様子を見よう」と述べ、慎重な言い回しにとどめるなど、指定解除に向けて突っ込んだ議論が行われたことをうかがわせた。

 次官補は、日本人拉致問題解決への取り組みを、北朝鮮に強く求めたという。

 会談は昼食から夕食まで、断続的に約7時間行われた。

(2008年3月14日11時24分??読売新聞)
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