6カ国協議:第2段階措置へ向けた跳躍台に 米の意向 | trycomp2のブログ

6カ国協議:第2段階措置へ向けた跳躍台に 米の意向

 【ワシントン笠原敏彦】米国は再開6カ国協議をマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」(BDA)の北朝鮮資金返還問題解決を受けた「仕切り直し」ととらえ、第2段階措置の履行へ向けた「スプリングボード(跳躍台)」(マコーマック米国務省報道官)にしたい意向だ。

 米首席代表のヒル国務次官補は12日、関係国との事前調整のため日本へ向け出発。次官補は11日の毎日新聞などとの会見で改めて第2段階措置を年内に終了する目標を示し、「失われた時間を少しでも取り戻したい」と意欲を見せた。北朝鮮の初期段階措置着手を今週末にも見込み、その直後をとらえた協議再開には、次回会合を何としても交渉プロセスの活性化につなげたい米国などの思惑がにじむ。

 米国はBDA問題で、法の「抜け道」を使ってまでして北朝鮮の求めた国際送金を実現。ヒル国務次官補は6月下旬、北朝鮮が初期段階措置も履行しない状況下で「前倒し」的に電撃的な初訪朝に応じるなど譲歩を重ね、核交渉の進展を優先させる姿勢を鮮明にした。

 北朝鮮が核施設の稼働停止に応じる見通しとなったのは、米国のこうした譲歩の成果だ。しかし、履行期限からほぼ3カ月を過ぎた初期段階措置終了の見通しに、今後の協議の一層の難航を予想する見方は強い。

 強硬派のボルトン前米国連大使は3日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルへの寄稿で「北朝鮮は国務省(米交渉団の主軸)の意志を打ち砕くことに自信を持っている。今後もさらなる譲歩を強要してくるだろう」と指摘し、交渉の行方に懐疑的な見方を示している。

毎日新聞 2007年7月12日 20時18分 (最終更新時間 7月12日 20時45分)


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