「よど号」グループと活動、帰国の赤木邦弥容疑者を逮捕
日航機「よど号」乗っ取りグループとともに北朝鮮で活動していた赤木(旧姓・米村)邦弥容疑者(52)が5日夜、中国・北京経由で関西国際空港に帰国、警視庁公安部は旅券法違反(指定地域外渡航)容疑で逮捕した。
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赤木容疑者は、有本恵子さん拉致事件が起きた1983年当時、実行犯として国際手配された同グループの魚本(旧姓・安部)公博容疑者(59)と、オーストリア・ウィーンで接触していた疑いが浮上。公安部は、ウィーンから手紙を出した後の80年6月に消息を絶った石岡亨さんと松木薫さんの拉致事件についても関連を調べる。
調べによると、赤木容疑者は87年ごろ、渡航が禁止されていた北朝鮮に無申請で入国した疑い。
赤木容疑者は81年秋、大阪からフランス経由で西ドイツに渡った後、ウィーンに移り、82年9月~85年後半、日本人留学生らが参加する反核運動団体に加わった。この団体を巡っては、日本に帰国した同グループのメンバーの元妻が、公安部の調べに、「欧州で日本人シンパを獲得する隠れみのとして利用していた」などと供述。同グループの複数のメンバーが77年秋ごろから、組織作りや機関誌の発行などを指導していたことがわかった。
赤木容疑者がこの団体に参加した80年代前半には、魚本容疑者が責任者としてウィーンで活動していたことも判明。公安部は、赤木容疑者が魚本容疑者と面識があった可能性が高いとみている。
魚本容疑者は83年7月ごろ、デンマーク・コペンハーゲンで有本さんを北朝鮮工作員に引き合わせたとして、結婚目的誘拐容疑で国際手配されている。当時、ウィーンにいた赤木容疑者は87年に平壌へ渡航してから約20年間、同グループと活動をともにしていた。
赤木容疑者の母親は熊本県宇城市の実家で5日、「こういう形での帰国は残念だが、親だから帰国はうれしい。私と夫は本人が拉致されたんじゃないかと心配していた」と語った。
(2007年6月5日21時50分 読売新聞)
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