米朝金融協議 北朝鮮の凍結口座めぐり応酬 | trycomp2のブログ

米朝金融協議 北朝鮮の凍結口座めぐり応酬

【北京31日佐々木学】北朝鮮に対する米国の金融制裁問題をめぐる米朝実務者協議は二日目の三十一日、北京の北朝鮮大使館で行われた。北朝鮮による資金洗浄や紙幣偽造など不法行為の疑いを理由に凍結されているマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」(BDA)の北朝鮮関連口座について、米側による問題点の指摘と北朝鮮側による説明を中心に議論が進んだとみられる。

 米国はグレーザー財務副次官補(テロ資金・金融犯罪担当)、北朝鮮側は呉光哲(オグァンチョル)国家財政金融委員会副委員長がそれぞれ代表を務めた。

 この日の協議は、午前中から昼休みを挟んで午後八時すぎ(日本時間午後九時すぎ)までの八時間以上に及び、計二千四百万ドル(約二十九億円)にのぼる北朝鮮の資金が凍結されている各口座ごとの内容や違法性の有無などについて、両者の突っ込んだやりとりが行われたもようだ。

 米国は今回、代表団にシークレット・サービスに所属する通貨偽造の専門家を同行させており、米ドル札偽造への北朝鮮側の関与についても追及しているとみられる。

 北朝鮮は凍結口座の解除を最優先課題に掲げ、同国の核問題をめぐる六カ国協議でも核放棄に向けた討議に入る前提条件としている。

 このため、今回の協議の成果が八日に再開される六カ国協議の行方に影響を与えるのは間違いない。

北海道新聞 国際