シリア核疑惑、ヒル次官補に非難集中…米下院公聴会
【ワシントン=宮崎健雄】米下院外交委員会の小委員会公聴会で25日、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の現状を報告した米首席代表、クリストファー・ヒル国務次官補に対し、委員からは、北朝鮮が協力したとされるシリアの核施設疑惑をただす厳しい質問が相次ぎ、ヒル氏は火だるまとなった。
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「諜報(ちょうほう)活動にかかわる問題なので話せない」。公聴会の大半はシリアの質問で占められ、ヒル次官補は顔を紅潮させながら防戦に終始した。しかし、ダン・バートン議員(共和党)は「答えは不要だから私の話を聞け」と不満をぶつけ、「議会にテロ支援国の指定解除や多額の財政支出を求めているのだから、事実を明らかにすべきだ」と強く非難。情報開示がなされなければ、議会での予算措置や指定解除を認めない可能性も示唆した。
北朝鮮と同様にテロ支援国に指定されているシリアへの協力が事実であれば、指定解除に反対の声があがるのは必至だ。デイビッド・スコット議員(民主党)も「不安定な中東で、核が広がることは深刻な問題。我々はいつまでも気づかないわけではない」と不信感を表明した。
ヒル次官補は米朝協議の場でシリア問題を取り上げたことを明らかにしたものの、「核を拡散しているのなら、到底受け入れられない」と述べるにとどまり、事実関係は言及しなかった。しかし、報道に先行される形で、疑惑は真実である可能性が高まっている。
シリア核疑惑、ヒル次官補に非難集中…米下院公聴会 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)