河丙諐団長  北当局が指示か? | trycomp2のブログ

河丙諐団長  北当局が指示か?

辞任を引き延ばす雲行き

 民団の河丙諐団長は7月21日に辞意を明らかにしたが、どうやら辞任を引き延ばそうとしているようだ。3機関長選出の臨時大会で団長選への再出馬さえほのめかしている。一方、北朝鮮当局は、河丙諐団長の先の「5・17声明全面白紙化」の宣言にたいし、白紙化を認めない旨の発言を連日行っている。「6・15統一時代の獲得物として確保せよ」(6・15とは2000年の金正日・金大中の平壌会談のこと)と、『労働新聞』に大きく掲載した。河丙諐団長の辞任引き延ばし作戦は、この北当局の指示と無縁ではないようだ。「親総連」路線に固執する河執行部。全国多数の地方本部と傘下団体が集まる民団正常化推進委員会は、すでに300人を超える署名を集めており、臨時大会の開催へとこぎつける構えだ。(社会部・金総宰)=社会欄に関連記事

 21日に開かれた民団第五回中央執行委員会で河団長は「あと2カ月は務めさせてほしい」と請願した。執行委員会は、(1)9月15日付で中央団長は辞任する。議長、監察委員長も辞任する。(2)10月24日に第50回臨時中央大会を開いて新団長を選出する、ことなどを決めた。しかし河団長は、中央執行委員会を終えた直後に開いた日本人記者団との会見で「10月の大会で信任されたら再度やる」と発言、「総連との和解は次の代でもできる」と述べた。執行委員会での態度と日本人記者を前にした発言には180度の開きがある。
 「執行委員会を詐欺的な手法で乗り切っている」「混乱の責任を取って辞任するというのなら即時に辞任すべき」
 憤る声が中央執行委員の中から起こっている。
 「辞任の時期は遅すぎる。明らかに河団長は時間稼ぎをしている」
 退陣要求署名を進める民団正常化推進委員会に対して14日、「3機関長が21日に辞任するので署名運動は中止を」と議長、監察委員長が要請し、署名運動は「一時休止」された。この時の約束がまず反故にされた。
 また、14日に「21日に辞任することに合意した」を「第61周年光復節後の辞任を中央執行委に提案することに合意した」と書き変えている。
 監察委員長は10日付で「(不信任案を表決にかけなかったことから)混乱が続いているので臨時中央委員会開催を要請する」と議長に公文を発した。河団長はこれも黙殺。
 中央委員会の3分の2の賛成で承認されるはずの副団長の補選も問題となっている。しかもそのうち1人を辞任後の団長代行に指名するという。規約違反は重大だ。
 臨時大会の招集は議長権限なのにこれを団長が主宰する執行委員会で日程決定させている。
 こうした規約違反と引き延ばしはなぜなのか。民団の新体制に「河体制」の基盤を築くためであるのは明らかだろう。
 最近は総連のウラの組織といわれるところが民団社会の動きにあわせるように出てきた。韓統連のほか、旧韓青グループが東京で今月集まりを持ち、民団に介入してくると心配されている。「総連が指示し資金を出している」と言われている。それは平壌の方の動きにも現れている。
 金正日直轄下にある労働党統一戦線部は、18日の平壌放送を通して「握った手を離すな」と、総連と民団の間で確保した「同胞和解」を守るよう呼びかけた。平壌20日発の英文通信KCNAは「せっかく総連が民団と和解の共同声明でジョイントしたのに反乱分子が破壊した」との労働新聞の論評を報じている。論評は「5・17声明」の全面白紙化を「民族的和解と統一の流れに逆行する行為」と非難した。盧武鉉政権は河執行部の後押しに出るようだ。
統一日報*政治