辛容疑者ら国際手配 拉致で警察当局 「北朝鮮に圧力」 | trycomp2のブログ

辛容疑者ら国際手配 拉致で警察当局 「北朝鮮に圧力」

 地村保志さん(50)夫妻と蓮池薫さん(48)夫妻の拉致事件で、警察庁は三日、北朝鮮工作員、辛光洙(シン・グァンス)(76)と、「朴」ことチェ・スンチョル(推定七十-七十五歳)の二容疑者について、国外移送目的略取などの容疑で国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配した。

 一連の拉致事件で、日本人を拉致した容疑での国際手配は久米裕さん事件の金世鎬(セホ)容疑者、有本恵子さん事件の魚本(旧姓安部)公博容疑者に次いで計四人となった。

 北朝鮮はICPOに加盟しておらず、この国際手配によって辛容疑者らを日本に引き渡す可能性はないが、辛容疑者らが第三国に出国した場合、所在確認や情報提供を求めることが可能となる。

 警察幹部は「日本が厳しい姿勢で拉致問題に臨んでいることを世界に示し、北朝鮮に圧力をかける外交上の意義は大きい」としている。政府は引き続き北朝鮮に身柄引き渡しを求める。

 調べでは、両容疑者は工作機関、朝鮮労働党対外情報調査部に所属。昭和五十三年七月、辛容疑者は福井県小浜市の海岸で地村さん夫妻を、チェ容疑者は新潟県柏崎市の海岸で蓮池さん夫妻を拉致して北朝鮮に連れ去るなどした疑い。辛容疑者は横田めぐみさん=拉致当時(13)=拉致への関与も浮上しており、警察当局で解明を進める。
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