ヒル米代表 21日に北朝鮮へ
北朝鮮の核問題をめぐり、6か国協議でアメリカの代表を務めるヒル国務次官補が、21日に北朝鮮を訪問することが明らかになり、核施設の稼働停止を強く促すものとみられます。
6か国協議の関係筋によりますと、アメリカのヒル国務次官補は、21日午前中に韓国に到着し、そこから軍用機でピョンヤンに入るということです。韓国政府筋によりますと、ヒル次官補らを乗せた軍用機は、午前11時20分ごろ、韓国中部の空軍基地から飛び立ったということです。また、ピョンヤンでアメリカの利益代表を務めているスウェーデンの大使館関係者によりますと、スウェーデン大使らがヒル次官補の一行を出迎えるために、ピョンヤンの空港に向かったということです。ヒル次官補は、21日夜はピョンヤンに1泊し、22日にソウルに戻る予定です。北朝鮮は、マカオの銀行で凍結されていた資金の送金問題が解決したことを受けて、今月16日、IAEA・国際原子力機関に対して、ニョンビョンにある核施設の稼働停止について話し合うため、代表団の訪問を招請し、6か国協議で合意された初期段階の措置を履行する姿勢を示していました。このため、ヒル国務次官補としては、ピョンヤンを訪れて、資金の送金問題が完全に決着したことを確認するとともに、核施設の稼働停止に向けて着実に進むよう、北朝鮮側に強く促すものとみられます。一方、北朝鮮側はこれまで、核放棄に向けて進む見返りとして、アメリカに対してテロ支援国家の指定解除や、国交正常化に向けた話し合いを進めることなどを求めており、今回ヒル国務次官補に対して、あらためてこうした措置を求める可能性があります。
NHKニュース