中国、一層苦しい立場に 制裁反対、核実験には怒り | trycomp2のブログ

中国、一層苦しい立場に 制裁反対、核実験には怒り

【北京9日共同】北朝鮮の朝鮮中央通信が地下核実験を実施したと報道したことを受け、日米など国際社会が北朝鮮への経済制裁圧力を強めるのは確実で、制裁に反対する中国は一層苦しい立場に追い込まれた。

 中国は自国の安定のため、隣接する北朝鮮の体制維持を最重要目標としている。日本が北朝鮮に対抗し核武装に踏み切る「最悪のシナリオ」(中国人研究者)を防ぐためにも、朝鮮半島の非核化実現は譲れない一線だ。

 北朝鮮のミサイル発射後、中国は国連安全保障理事会の決議をめぐり、制裁の根拠となる国連憲章7章を盛り込むことに強く反対した。「朝鮮半島情勢の複雑化と緊張」を避け、「対話を通じた問題解決」(外務省)を図りたい考えだっただけに、核実験実施に怒りを強めているのは間違いない。

 しかし、中国の外交筋は「北朝鮮は追い詰められれば暴走する」と指摘。東北部を中心とした安全保障上の懸念から、金正日体制の崩壊を招きかねない政策には「軍が強く反対している」とされ、怒りを抑え込んで北朝鮮説得工作を進めていく構えだ。

 安保理では今回も非難決議にとどめるようぎりぎりまで各国に働き掛けていくとみられるが、制裁決議案が採決にかけられる事態を想定して「棄権票を投じた場合の損得」を慎重に見極めていくとみられる。(共同)
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