横田夫妻、広がる理解に期待 | trycomp2のブログ

横田夫妻、広がる理解に期待

 北朝鮮をめぐり、ミサイル発射や核問題などさまざまな動きがあった2006年。拉致問題は、解決への具体的な進展がみられなかったが、横田めぐみさんの両親滋さん(74)、早紀江さん(70)は「新年こそは」と期待を込め、31日も支援者への手紙をつづった。

 横田さん夫妻は31日、川崎市の自宅で支援者らに送る約900枚の年賀状書きに追われた。「家族会の仕事などで、どうしても手を付けるのが遅くなる」という滋さんに、早紀江さんも「ここ数年、大掃除もできなくって」と苦笑した。

 2006年を、2人は「拉致問題への理解が国際的に広がった年だった」と振り返った。

 4月には、めぐみさんの元夫が韓国人拉致被害者の金英男さんと判明。滋さんが金さんの母、姉と対面したほか、韓国の拉致被害者家族団体と連携を確認した。早紀江さんは米国の下院公聴会で証言。ブッシュ大統領とも面会し、支援を要請した。国内では、拉致の解決に力を入れる安倍内閣が誕生した。

 「国内外で解決への環境が整ってきた。新年につながる1年だった」と滋さん。

 年始は家で過ごすが、終日休める日はほとんどない。家族会の事務仕事を片付けたり、全国からの手紙に返事を書いたりと、忙しい日々を送る。集会参加や取材対応も16日から始まる。

 元旦は、食卓のそばに置いているめぐみさんの写真に、いつもより長く語り掛ける。滋さんは「目の前にめぐみがいるように」、新年の言葉を掛けるつもりだ。

 早紀江さんは「めぐみのこと、ほかの被害者の方のことで、少しでも喜びを感じる年になれば」と期待を込めた。

新潟日報2007年1月1日
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