元米国防長官:北朝鮮核問題で二つのアプローチ必要
ペリー元米国防長官は9日、東京都内で開かれたシンポジウムで講演し、6カ国協議の北朝鮮以外の5カ国が北朝鮮に対して「威圧的な外交政策で核を凍結させるのと同時に、凍結を続けるため政治的、経済的な広範囲な政策を示すべきだ」と二つのアプローチが必要だと主張した。
北朝鮮の核戦力について「8~10個の核爆弾と何十発もの中距離弾道ミサイルを持つ。ただミサイルに核弾頭は搭載されていないだろう」と分析した。
またキャンベル元米国防副次官補は、今回の6カ国協議で一定の合意を達成しても、米朝間の合意に対する見解が異なると指摘。「米国は核凍結はあくまで非核化という長期的ゴールへの中間的措置と考えているが、北朝鮮は核凍結が最終的措置だと考えているかもしれない」と述べた。
一方、6カ国協議の前米首席代表を務めたケリー前米国務次官補は、米国の民主党が次期政権を握った場合、北朝鮮が米国の政策転換を期待している可能性について触れ「特に下院には政党を超えて北朝鮮の行動に強い懸念がある。北朝鮮が政策転換を期待してもぬか喜びだ」と根本的な政策変更はないとの見方を示した。【鈴木玲子】
毎日新聞 2007年2月9日 19時41分
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