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Freedom for All Koreans

COMMENTARY
Freedom for All Koreans
By JAY LEFKOWITZ April 28, 2006

WSJ(アジア版、寄稿):全ての朝鮮人への自由 

By JAY LEFKOWITZ(北朝鮮人権問題・特別大使(special envoy for human rights
in North Korea)

http://online.wsj.com/search#SB114617333924237945


前ソヴィエト連邦の亡命者、アンドレィ・サハロフは「自国の国民の権利を尊重しないような国
は、他の国の人権も尊重しない」という有名な言葉を残しているが北朝鮮はこの言葉が良く当て
はまる国である。だから、現在存在する全体主義の国の典型のような北朝鮮がアメリカの通貨を
偽造し、麻薬を密売し、核爆弾を開発していると聞いても、恐らくサハロフは驚かないだろう。

北朝鮮には人権が存在せず、数百万の国民は国策の失敗から飢餓に瀕している。数十万の国民が
強制収用所に入れられ、北朝鮮政府は他国から国民を拉致し、信教の自由を否定し、労働者を強
制労働につかせ、人身売買が存在している。

サハロフの言葉が私たちに思い起こさせることは北朝鮮が人権を尊重するようになるまでは北東
アジアが真の意味の平和と繁栄を祝うことは出来ないということである。それでは、何をすべき
であろうか?

まず第一には、私たちは金正日の北朝鮮の闇と秘密に光をあてることである。ある脱北者は私に
語ったのだが、彼が労働者の楽園に住んでいるわけでは無いと始めて悟ったのは韓国のラジオを
聞いたときであった。ラジオ放送をもっと盛んにやることによって、私たちは北朝鮮に外の国の
状況を知らせることが出来る。そうした北朝鮮むけ放送では脱北者が話すことが役に立つであろ
う。北朝鮮から100マイルほど離れた韓国は20年前には圧制的な国であったが、いまでは世界で
12番目の経済大国で民主主義の国になっている。金正日のやっている国民への締め付けに対抗で
きるのは、北朝鮮の外の国からの自由な情報の継続的な流れである。そうした情報の流れを促進
する政策はアメリカ政府やそのほかの国の政府によって支持・支援されるべきだ。

自由を求めて脱北した人たちへの支援が必要で、アメリカはそうした人を支援するが、それはソ
ヴィエトから逃れたユダヤ人、カンボジアのポルポト政権から逃れた人たちを支援したのと同じ
である。多くの脱北者は中国国内に住んでいるが、嘆かわしいことにしばしば彼等は捕らえられ
て強制送還されている。これは143ヶ国の批准している国連難民条約に対する中国の明らかな違反
行為である。昨年12月に、Kim Chun-heeは北京の学校に逃れようとして逮捕され北朝鮮に送還さ
れている。これはアメリカや国連の抗議にもかかわらず中国の行なったことで、彼女のその後の
消息は不明である。

自由諸国が北朝鮮に対する政策で避けるべきであるものがあって、それは北朝鮮への人道支援で
ある。人道支援が善意に基づくもので、アメリカやその他の国が人道的見地からそれを行なおう
としていることに疑問は無いのだが、その行為が逆効果にならないように私たちは支援の監視を
主張しなくてはならない。支援が北朝鮮国民に届けられることを確認し、それが軍部にまわされ
たり、ブラックマーケットで売られることの無いようにモニタリングしなくてはならない。幾つ
かの国はモニタリング無しに大型の人道支援を行なっていて、これは人権状況を悪化させ北朝鮮
の政権を支援しているのと同じである。


南北朝鮮の境界にあるDMZ近郊の北朝鮮の都市で、韓国の15の企業が経済開発特区の産業パー
クに工場を作っている。このコンソーシアムでは数百万ドルの資金が北朝鮮に流れ、さらにそれ
が拡大しようとしている。韓国の高官は、これについて熱心に「南北朝鮮の協力プロジェクトで
あり、経済協力を通じて冷戦を克服するもの」と語っている。

しかし、このKaesong産業パークについて、本当に何がどうなっているかは良くわかっておらず、
北朝鮮のこれまでの悪行からみて労働者が搾取されていないか、疑わしい。韓国企業は労働者の
賃金として一日一人当たり$2以下の金額を支払うのだが、この小額の賃金といえども労働者に
渡されているかは疑わしい。北朝鮮政府は「社会的経費」を差し引き、「労働ブローカー」が残
りを管理する。この産業パークは壁で仕切られていて労働者は毎日、只ひとつの出入り口から工
場にはいるが武装した北朝鮮警兵士が監視する。この産業パークの北朝鮮労働者の状況は北朝鮮
の他の労働者にくらべて幾分かは良いかもしれないが、北朝鮮への大型の経済支援というものは
北朝鮮国民の人権状況の改善にリンクされるべきものである。最低限度でもこの産業パークは
ILOのような国際機関がチェックして、問題がないかを国連に報告すべきである。

アメリカは北朝鮮の国民に希望を与えるように努力を続け、彼らの奪うことのできない権利の主
張を助ける。昨年11月にブッシュ大統領がアジア諸国旅行の際に述べたように、21世紀が全ての
朝鮮の人にとっての自由の世紀にならなくてはならない。しかし朝鮮半島のすべてに自由を広め
るということはアメリカが独自にやれることではない。世界の自由を尊ぶ全ての国、特に朝鮮半
島の平和と繁栄が利益になるアジア諸国が、この目的に対してコミットすべきである。