「米は敵視政策転換すべきだ」 自信たっぷり 金桂冠氏冗舌
【北京=城内康伸】朝鮮中央通信によると、北京での北朝鮮核問題をめぐる六カ国協議の首席代表会合を終え、同国首席代表の金桂冠(キム・ゲグァン)外務次官は二十一日午後、帰国した。
金次官は帰国直前、記者団に「会談はうまくいった」と満足感を表明、協議の主導権を確保しているとの自信をにじませた。「われわれが行うことは明らかだ。別の側は準備が不足しているようだ」と指摘し、米国などの出方を見極める考えを明らかにした。
十七日に北京入りした金次官はこれまで、報道陣に沈黙を続けた。しかし、二十一日は余裕たっぷりの表情で、報道陣の取材に応えた。
「核問題解決の基本は重油ではなく、(米国の敵視政策を)変えろということだ」
核施設「無能力化」やすべての核計画の申告など「次の段階」措置の見返り措置として、各国が共通認識を持つ重油九十五万トン相当の経済・エネルギー支援は、北朝鮮が求めている措置のひとつにすぎないという。
金次官は「われわれは重油を食べる寄生虫ではない」とも言い、八月から相次いで行われる作業部会や六カ国協議全体会議で、テロ支援国家指定の解除や敵国貿易法の適用除外など、北朝鮮が関係改善に不可欠とする米国への要求を本格化させる構え。「核施設の解体には軽水炉が必要」と公言し、難易度の高い見返り要求がめじろ押しだ。
金次官は日本側との協議について「われわれの民族自主権を侵害する危機をつくり出している」とし、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関連施設の競売などの動きを批判した。北朝鮮が今後の日朝協議で、この問題を懸案として追及してくる可能性が出てきた。
中日新聞:「米は敵視政策転換すべきだ」 自信たっぷり 金桂冠氏冗舌:北朝鮮問題(CHUNICHI Web)