「拉致、形式的な調査ダメ」首相、北朝鮮支援の条件明示
安倍首相は23日、首相官邸で26日からの初訪米を前に朝日新聞のインタビューに応じた。6者協議で合意した北朝鮮へのエネルギー支援の前提となる「拉致問題の進展」について「形式的な再調査ではダメで、拉致問題をすべて解決するという両方の共通認識があり、途中のステップに進んで初めて進展と申し上げたい」と説明。ブッシュ大統領との会談で、北朝鮮に対し米国がより強い対応をとるよう求める考えも明らかにした。
首相は首脳会談にあたり、「より広い、深い同盟にしていきたいという話をしたい」と強調。6者協議で合意した核放棄に向けた「初期段階の措置」に進展が見られないことから、「今後北朝鮮に約束を守らせるためにはどうすべきかという点も、率直にお話をしたい」と語った。
また、拉致問題についても「(大統領は)米政権の中で最も認識している」と指摘。米国がテロ支援国家指定リストから北朝鮮を除外するにあたっては、拉致問題について十分に考慮するよう求める考えを示した。
一方、従軍慰安婦問題について首相は、3日の大統領との電話協議で、慰安婦へのおわびとともに「20世紀は人権が抑圧され、さまざまな人権侵害が行われた世紀であって、日本も無関係ではなかった」などと伝えたと説明。訪米時に米メディアから聞かれれば同様に答える姿勢を示した。
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