北朝鮮2児拉致 実行犯3人特定 県警、捜査本部設置へ
一九七三年に渡辺秀子さん=当時(32)=と子ども二人が失跡した事件で、警察当局は十日、日本国籍を持つ女工作員(59)ら三人が子ども拉致の実行犯だったとの見方を固めた。さらに別の工作員もかかわっていた疑いがあるという。警視庁と兵庫県警は週内にも共同捜査本部を設置する。 調べでは、拉致実行犯のリーダーは女工作員で、北朝鮮からの指示を受けて犯行を主導したという。このほか、子ども二人を工作船に乗せるため東京から福井県の海岸まで運んだ運転手役の男、子どもの世話をしていた女がいた。
いずれも渡辺さんの夫も所属していた貿易会社「ユニバース・トレイディング」(東京、既に解散)を拠点に活動した工作員 グループのメンバー。メンバーには日本国籍を取得した在日朝鮮人が多かったという。
リーダー格だった女工作員は七九年に出国、北朝鮮で生存しているとみられる。世話役の女は子ども二人とともに工作船で北朝鮮に渡ったが帰国し、日本国内に居住。運転手役の男は八九年ごろから行方が分からなくなっている。
北朝鮮2児拉致 実行犯3人特定 県警、捜査本部設置へ